Ⅱテモテへの手紙3章

『聖書はあなたに知恵を与えてキリスト・イエスに対する信仰による救いを受けさせることができるのです。』(Ⅱテモテ3章15節) 『信仰による救い』なくして、私たちは神との平和を得ることも、神の子となる特権を頂くことも、神との交わりを深め、どれほど愛されているかを知って、感動を覚えることもできません。この素晴らしい『信仰による救い』を私たちに受けさせることができるのが聖書です。『聖書はすべて神の霊感(れいかん)によるもので…』ということばは、直訳すると『聖書はすべて神にいぶきによるもので…』となります。神さまの吐き出される息が込められたことばですから、聖書を読み進めるうちに、私たちは神さまの声が心にしっかりと響き渡る経験をし、結果として、主のことばに全幅の信頼をよせる、『信仰による救い』を得ることができるのです。聖書を読むと主のいぶきによることばが心に迫ってくるので、『教えと戒めと矯正と義の訓練のために有益』です。『それは、神の人が、すべての良い働きのためにふさわしい十分に整えられた者となるためです…』と続いています。聖書のことばに耳を傾けていると、主の語られることばが私たちを力づけ、強め、成長させるので、『すべての良い働きのために十分に整えられた者』へと私たちをつくりかえてゆくのです。どのような働きに携わろうとも、主の『教えと戒めと矯正と義の訓練』を与えることができる聖書から、忠実に聞く作業が欠かせません。聖書による主の訓練を受け続けるうちに、必ず私たちは皆、十分に整えられた者として、『すべての良い働き』へと導かれゆきます。今日のデボーションは詩篇55篇とⅡテモテへの手紙3章です。祝福をお祈り致しております!(2012.11.13. #2049)